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GOO PUNCH!marimoREDORDS mR004 Recording report 6. 岸村氏談話 rewind menu forward 最初に自分のやってるバンド、天才トノサマBANDのベース今福トモキから 「キシヤン、グーパンチってバンドやってるんだけど、録ってくれへん??」と言われた時は、 正直戸惑いがありました。 「Saxがリードのインストバンド?!?小難しい音だったらいやだな〜」と(笑)。 しかしトモキがやってるバンド、という安心材料もあるし、とりあえずライブを見に 行ってみて、1曲目でその不安は払拭されました。 「・・・なんだ、これ『唄もの』じゃん!!」 普段自分が楽しんでやってるロックな曲で、Vocalistが輝くようにミックスするのと 同じで、ただグーパンの場合それが曲の中でSaxになったりギターになったりbassに なったりドラムになったりパーカッションだったりするだけ、なのでした。 僕の録音スタイルは、ライブハウスやリハ−サルスタジオにADATとモニターミキサー を持ち込んで、そこにある常設機材(マイクやミキサーなど)を最大限駆使してとり あえずは普通の音で録り、それを持ち帰って自宅のMacintoshに流し込み、あーでも ないこーでもないと音をいじりながらグッとくるポイントを探していく、というもの。 なので、録ってるときは正直ショボく聞こえちゃう。 僕自身にはその先が見えてますが、メンバーにはそれが見えるはずもなく、 一番大変だったのはplaybackを聞いて 「ウ〜〜ン、こんなものかなあぁ」と自分達のプレイに肯定的になれない (レコーディングにおいて、得てしていいプレイヤーほどその傾向は強いかも) メンバーたちのメンタリティをいかに保つか、でした。 特にグーパンのような、充分な演奏力を持っていてライブで観客との一体感の中高まっていくバンドでは、 レコーディングではとにかくフツーに演奏してもらい、 あとでそれをカラーリングしていけば必ずカッコよくなる。 ミックスを始めてドラムをタイトに作ってベース、ギターと共にグルーブを作っていくと、 案の定出てくる出てくる・・・・・。 ある意味音に導かれるように溺れるようにしてミックスを進めていったら、 気が付いたらできていた、という神がかった(?)ミックス作業でした。 最近個人的に思いを強くしている「Band=一人格説」(?!)があります。 一人の人格の中に強気な部分、弱気な部分、暴力的な部分、思慮深い部分があって、 それらは相互に作用していてそのどれが欠けても「その人」は成立しない。 正にバンドってそんな相反する性格が混在して互いに作用していて、 だから魅力的なのかなぁ、グーパンは。 --------------------------------- 岸村正実プロフィール 1962年9月13日 東京都生まれ 19才の時バンド「パイロッツ」でデビュー。 30才前後からアレンジャーとして活動を開始。30代後半頃より自宅にレコーディング 環境を整え、まずは自身の参加する「天才トノサマBand」のミックスなどでエンジニ ア活動を開始。 現在「Keito Blow」「三角堂」などのサウンドプロデュース、エンジニアを担当して おり通称「猫スタ」に引き蘢り中。 ▲ |
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